自律神経とは?

そもそも自律神経とは、いったい何でしょうか?

私たちの体には、自分の意志で動かせる部分と、コントロールが不能な部分とがあります。例えば手や足は、何かの病気やケガがない限りは自分の意志で自由に動かすことができます。一方、心臓の動きや胃腸の働きを自分の意志でコントロールすることはできません。

そのように、自分の意志では動かせないけれど、生命活動に関わる重大な部分の働き、これを自然にコントロールしている神経が自律神経です。

自律神経は、私たちの意識や状態とは無関係に24時間休みなく働きます。その働きのおかげで睡眠中も心拍や呼吸が止まることはなく、消化器官は栄養を分解して体に蓄え、日々の活動に必要な準備を整えながら過ごすことができます。

外気の変化に合わせ、体温調節や体内湿度調節を行うのも自律神経の仕事です。そのための発汗、血管の収縮、血液量の変化なども自律神経が各組織に作用してその働きを調整しています。

それが乱れると必要以上の汗が出たり、反対に汗をかけなくなったり、冷えやのぼせ、ドライアイやドライマウスなどの症状がおこるようになるのです。

そのような自動的な働きを持つ自律神経は、生きるためには絶対に欠かせない非常に重要な存在で、この働きのバランスが乱れれば、様々な不調がおこるようになってしまうのです。

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