R君の場合
【お名前】R君 13歳 ♂
【犬種】ボーダーコリーMIX
【性格】極めて温厚、お父さんとヤクルトのお姉さんが大好き ちょびっと怖がり
【症状】2020年夏ごろから急に後ろ足を引きずるようになった。
【経過】動物病院で造影検査、レントゲン撮影をするも異常なし。副腎皮質ホルモンであるステロイド剤を処方される。
薬を飲むと一時的にはよくなるものの、飲水量とおしっこの量がものすごい増加してしまう。お母さんが調べてみたら、強い薬であることから長期に服薬できないことを知り怖くなり、なにかもっと、自然な療法で改善を図れないかと調べていたところHARIHEIを知り、娘さんのすすめもあって来院される。
初回来院時のR君 ドキドキ。
【初見】腰から後足にかけてほとんど力が入らず、前足だけで立っている状態でした。
後ろ足が冷たく、肉球を握ってもほとんど反応がありませんでした。しっぽに力はなく垂れ下がり、薬のせいか毛艶は落ちて脱毛が多くありました。
緊張と筋肉単体の攣縮の両方があり、体がブルブル震えていました。
後半身に明らかな神経症状がでていました。病院で腫瘍等の除外診断ができていたことと、排尿障害がなく、逃避反射がわずかに残っていたことから、リハビリの対象になると判断して施術をお受けすることにしました。
【プラン】として以下の6項目でスタートしました
#1 温熱療法で脊柱周辺と後半身の血行を良くすること
#2 指圧やマッサージで筋肉の賦活化を図ること
#3 ストレッチで硬くなった筋肉を柔らかくすること
#4 後ろ足の屈伸をする神経の促通訓練
#5 鍼で生命エネルギーの滞りをほどくことにより全身のバランスを良好に
#6 負荷のかかっている首~前足~胸部の疲れを癒してあげること
初回施術後のR君。立位が取れるようになっています。
ナックリングもやや改善している印象があります。触ってみた印象として関節に問題ないことや筋肉が柔らかく、施術の変化がでやすいなど、R君の良いところがたくさんありました。施術後は「目に力が出てきた」「表情が柔らかくなった」とお父さんもお母さんも喜んでくださいました。
はりへいが併設しているペットポロショップFORESTの店長さんも愛犬の同じ症状を克服した経験をお持ちでした。よくなる食事やサプリ、散歩量、介助の方法などもカウンセリングの中でお話していただき、継続サポートさせていただくことになりました。
【しっぽの変化】
犬の元気はしっぽに現れます。しっぽがピンと立てばお尻まで神経が伝わっていることがわかります。R君も回を重ねるごとにだんだんとしっぽに力が入るようになってきました
3回目
4回目
5回目 だんだん持ち上がってきている!
6回目 おお~!水平以上ですね!
11月半ばから週2回通うようになって10回目。いまでは毎朝ピーンと立つそうです。
いつもお父さんとお母さんと一緒に来てくれるR君。
だんだん元気になってきました。
筋肉の攣縮もなくなり、全体に力が入ってきました。冷たかった後ろ足も温かくなってきました。肉球を強くつまんでもほとんど反応がなかった後ろ足も、ピュッと引いてシャッとキックしてくれるようになってきました。リハビリ直後より翌日のお散歩が調子が良いそうです。ヤクルトのお姉さんを追いかけたり、お墓参りで階段を上ったりする意欲にあふれているそうです。
はりへいの施術も気持ちいいのか、気に入ってくれたようです。病院に向かうときはガクブルガクブルしてしまうR君も、はりへいに来るときは喜んで車に乗り込むそうです(^▽^)/。ワンコって正直ですもんね。
現在は、一通り徒手療法をしたあと、立位保持での外乱訓練をして筋力をつけたり、しっかりしたストレッチに取り組んでいます。
もちろん黒ラブのカイル院長とも仲良し♪